この症状、秋バテかも…。夏バテとの違いや対策を紹介!

この症状、秋バテかも…。夏バテとの違いや対策を紹介!

「もう秋になったのに、夏バテのように毎日がだるい」「食べようと思っても、量を食べることができない」など、夏から秋への変わり目に体調の変化を感じている方もいるのではないでしょうか。

やっと涼しくなって過ごしやすくなった時期にこのような悩みが出てきた方は「秋バテ」になっているかもしれません。秋バテは夏の間に冷たいものをよく食べ、長い時間エアコンの効いた部屋にいた方がなりやすいと言われています。

秋バテを初めて聞いた、夏バテとの違いが分からない、早く対策を知って健康な毎日を送れるようにしたいという方もいるのではないでしょうか。

この記事では、秋バテの症状や夏バテとの違い、秋バテの対策やおすすめの栄養素について解説します。この記事を読んで秋バテについて理解し、不足しやすい栄養素を補って季節の変化に負けない健康的な体づくりを目指しましょう。

  • 秋バテとは?起こる3つの原因
    • 1.暑い時期に冷たいものばかり食べてしまった
    • 2.冷房の効いた部屋で過ごしていた
    • 3.秋になり気温が急激に低下した
  • 秋バテの症状
    • 食欲がわかない
    • 身体がだるい
    • 立ちくらみやめまいがする
  • 秋バテと夏バテは同じ? 夏よりも気をつけたい自律神経の乱れ
    • 自律神経がカギを握る
  • 秋バテの対策
    • 規則正しい生活習慣を送る
    • ぬるめのお湯に浸かり体をほぐす
    • ビタミンB群を多く含んだ食事を摂る
  • 生活習慣を整え、食事でビタミンB群を摂って秋バテを予防しよう

秋バテとは?起こる3つの原因

秋バテとは?起こる3つの原因

秋バテは、夏の過ごし方によるダメージが原因で起こるとされ、最近認知されるようになってきました。どのような夏の生活習慣や食事が体調に影響するのかを解説します。

1.暑い時期に冷たいものばかり食べてしまった

1.暑い時期に冷たいものばかり食べてしまった

夏に暑いからとアイスやジュースなどの冷たいものばかり摂ると体が冷えてしまい、血流が悪くなり、食後にスッキリしない、たくさん食べることができないなどの症状が起こりやすくなります。

2.冷房の効いた部屋で過ごしていた

2.冷房の効いた部屋で過ごしていた

環境省では冷房時の室温を、28℃を目安に適切な温度を保つことを推進しています。室温を下げ過ぎた部屋に長時間いると体が冷え、血液のめぐりが悪くなります。室温と外気温との温度差によって自律神経のバランスが崩れやすくなるため、冷房による体への影響には注意が必要です。

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3.秋になり気温が急激に低下した

3.秋になり気温が急激に低下した

暑い夏から涼しい秋になると体が気温の変化についていけなくなる場合があります。また秋は、日中は暑い日も多くありますが夜は涼しくなるため1日の気温の変化が大きい季節です。寒暖差が大きいと自律神経の乱れが起こることもあります。

秋バテの症状

秋バテの症状

10月頃から体調不良が続いていて、「ひょっとして秋バテ?」と感じる方は、以下の症状に当てはまるかチェックしてみましょう。秋バテになっていると、体の冷えや自律神経のバランスが乱れることによって様々な症状が起こります。

食欲がわかない

胃腸などの内臓の冷えによって機能が低下したり、自律神経が乱れたりすると、胃がもたれやすくなります。胃もたれで食事量が減ることによって、健康維持に必要なビタミンやミネラルが不足しやすくなることも体調不良の原因の一つです。

身体がだるい

冷たいものばかり摂ることや、急激な気温の変化による自律神経の乱れによってなんとなくだるい、毎日家事や仕事を頑張ることができないという状況が起こります。朝なかなか起きることができず、1日中やる気が出ないという場合も。

立ちくらみやめまいがする

気温の変化が激しく、身体が適応しようと負荷がかかるとストレスを感じ自律神経の乱れにつながります。自律神経が乱れると立ちくらみやめまいが起こりやすくなります。

食欲不振によって摂取するエネルギーも少なくなる場合が多いので、エネルギー不足による立ちくらみやめまいも起こりやすくなります。

秋バテと夏バテは同じ? 夏よりも気をつけたい自律神経の乱れ

夏バテはよく知られていますが、どのような違いがあるのでしょうか。実は、夏バテと秋バテが起こる原因は同じで、前述のような寒暖差や食生活に起因します。秋バテの場合は夏の時期の食生活や生活習慣も原因となります。

最近は気候の変化によって例年にない暑さや、秋は気温が高い日と低い日の差があることによって、夏は元気な毎日を過ごしていても秋になるとダメージが出てくる方も多いです。症状についても大きな違いはありません。

注意したいのは、暑さによる体力の消耗や食欲の低下で引き起こる夏バテを乗り切っても、秋にかけて変化する気温差で自律神経が乱れやすくなってしまう点です。この自律神経とは身体にどのような影響を与えるのでしょうか?

自律神経がカギを握る

私達の健康は、自律神経が大きなカギを握っています。心身の状態を活発にする交感神経と、心身の状態を休ませる副交感神経が上手くバランスを取りながら健康をサポートしています。生活習慣の乱れや冷房による冷えや、冷たいものの摂り過ぎなどで自律神経が乱れ、心身のバランスが崩れやすくなります。特に、秋は夏に比べて1日の寒暖差が大きいため、注意が必要です。

秋バテの対策

秋バテの対策

秋バテになると、朝をスッキリ迎えられず仕事を頑張れなくなったり、外出してもすぐにだるくなって楽しめなかったりと、憂鬱な日々が続くこともあり一刻も早く対策したいと感じる方が多いでしょう。秋バテ対策のおすすめの方法をご紹介します。

規則正しい生活習慣を送る

秋バテは、生活習慣が乱れたときに起こりやすくなります。朝決まった時間に起きる、食事をバランス良く規則正しく1日3食摂るなど生活習慣を見直すことで自律神経のバランスは整いやすくなります。

また、質の良い睡眠は心身の健康にとても重要です。寝る前は珈琲・紅茶などのカフェインが含まれる飲み物やアルコール類は避けましょう。さらに、血流のめぐりを良くするために運動を行うこともおすすめです。

ぬるめのお湯に浸かり体をほぐす

ぬるめのお湯に長めに浸かることで、体が温まり血流も良くなります。血流が良くなると心身がリラックスし胃腸機能を助けてくれます。腸には細菌から体を守るリンパ球が多く存在するため、胃腸機能を維持することで免疫機能低下の予防にも効果的です。

腸には細菌から体を守るリンパ球が多く存在するため、胃腸機能を維持することで免疫機能低下の予防にも効果的です。

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また、眠る2時間ほど前にお風呂でゆっくりとリラックスタイムを過ごし、体温を上げることで深い睡眠へと繋がりやすくなります。結果、朝の目覚めが良くなったり、生活習慣が整いやすくなります。

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ビタミンB群を多く含んだ食事を摂る

特に積極的に摂りたい栄養素はビタミンB群です。ビタミンB群には夏の暑い時期から秋にかけての気温変化による秋バテを予防する働きがあります。自律神経のバランスを整える働きもあるため、積極的に摂りたい栄養素です。

ビタミンB群は豚肉、納豆、うなぎ、ほうれん草、玄米などに多く含まれています。生姜やにんにく、ねぎなどの体を温める食材と一緒に摂ると良いでしょう。

生活習慣を整え、食事でビタミンB群を摂って秋バテを予防しよう

秋バテは、夏の暑い時期を乗り越えてホッとした頃に起こる体調不良です。だるさを毎日のように感じ、日中に眠くなって仕事に集中できない場合、一刻も早く対策をしたいという方は多いのではないでしょうか。

秋バテは、夏の冷房や冷たい食べ物・飲み物の摂取による内臓の冷えに加え、夏から秋にかけての気温の変化、また1日の寒暖差によって自律神経が乱れて起こることが多いです。

生活習慣を整え、食事でビタミンB群を摂ることや、ぬるま湯に浸かって体をほぐす・体を温めることが秋バテの対策に繋がります。規則正しい生活習慣や食事を心がけ、気温の変化や夏のダメージに負けない体づくりを目指しましょう。

監修者写真

執筆者
健康食品専門セールスライター 中道麻智子

管理栄養士。妊娠出産を機にライターとしての活動を開始。ライターとして活動をする中、世の中に間違った健康情報が出回っていることを改めて感じ、正しい健康情報を伝えつつ良い商品を広めたいと健康に関わる法律とセールスライティングを学び始める。誇大な表現で商品をアピールするのではなく、ルール内で商品の魅力を100%伝えきり、必要な人に必要な商品を届けたいという想いで日々広告のライティングを行っている。夢はまだ消費者に届いていない想いのこもった商品の売上に貢献し、多くの方に届けて笑顔をつくること。

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